オレゴン大学医学部 研究報告
アメリカのオレゴン州にあるオレゴン大学医学部のハネフィン教授たちが
1980年にデンバー市で行った調査です。
それによりますと「18歳~50歳のデンバー市民の3人に1人が、
アトピー性皮膚炎と診断された」というのです。
つまり、人口の約30%がアトピー性皮膚炎ということになります。
アトピー性皮膚炎がぜんそくや鼻アレルギーなどの遺伝(アトピー素因)を持つ人に起こるアレルギー病だとしたら
デンバー市民だけに多いわけがありません。
では、なぜデンバー市にはアトピー性皮膚炎が多いのでしょうか?
デンバー市はロッキー山脈の中にあり
冬は特に気温が低く乾燥がひどい地域です。
加えてシャンプーやウール素材の衣服、洗剤などが
皮膚に負担をかけたのではないかと
・・・ハネフィン教授たちはこう結論づけています。