対処法にしか過ぎない薬物治療
どの医療機関においても、アトピー性皮膚炎は、症状の程度やアレルゲンの種類によって下記メニューから適正選択して治療することから始まります。
治療メニュー
生活指導
日常生活における環境整備や生活習慣の改善などをアドバイスする正活指導です。
薬物治療
外用剤
- ステロイド軟膏
- 非ステロイド系消炎剤軟膏
- 保湿剤
内服薬
- 抗ヒスタミン剤
- 抗アレルギー剤
- 漢方薬やビタミン剤
- ステロイド内服薬
生活指導の時間がない
こちらに書いてある薬物治療はあくまでアトピー湿疹やそれに伴うかゆみを抑える薬であってアトピー性皮膚炎の根本治療ではありません。
最も重要な事は生活指導なのですが1人1人の生活環境やアレルゲンの異なるアトピー性皮膚炎の患者さんにきめ細かいアドバイスをするには相当な時間が必要です。
残念ながら日本は医療費の抑制が厳しく、病院の経営上患者さん1人あたりの診療時間を短くして、多くの人数をこなさざるを得ない事情あるそうです。
また、患者さんのプライベートな生活まで立ち入りにくいという側面もあります。