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アトピーの人にとって入浴が大事な理由

 

「アトピー改善に入浴が良い」とよく聞きますね。なぜ良いのでしょう?
アトピー湿疹に潤いを与える「保湿効果」も理由の1つです。

 

ですがそれ以上に入浴によって得られる体への好影響は

 

「自律神経に対する影響」と「内分泌機能に対する影響」の2つです。
アトピー改善の根本治療にあたります。


 

かゆみの元って?

免疫機能の異常

 

アトピーのかゆみの元になる炎症を引き起こしているのは体の「免疫機能」の働きによってです。自律神経と内分泌機能の乱れが免疫機能の異常につながり、それがアトピー性皮膚炎の症状につながるのです。

 

そこで、効果的な入浴をすることによって自律神経と内分泌機能を整えて免疫機能を良い状態に戻すわけです。

 

アトピーの人の入浴はいわば「トレーニング」に近いと思います。血流を常に良くした状態を維持させることが自律神経と内分泌機能の改善、その先の「アトピー改善」につながるはずです。

入浴で気を付けるポイント

アトピー性皮膚炎の人にとって入浴時の適した温度は何度でしょうか?
一般的には43度以上を高温と言われますが。
アトピーの人は40度が高温と思ってください。

 

高温浴をするとよけいに肌の乾燥を招きます。何故でしょうか?
実は、人間の体は高温時から脱するために汗をかき、皮膚からその汗を
気化するさいに気化熱の放出により、体温を下げようとします。
要するに「汗が気化する=皮膚の水分が蒸散する」ので乾燥に
つながるのです。

 

入浴は体温に近い温度が理想です。
できる限り肌へ負担をかけずにアトピー改善のための
入浴をするのであれば、体が必要以上に熱くならないように
体温に近い38~39度ぐらいの温度で入浴し
じわじわと汗をかくぐらいの入浴が適しています。


老若男女すべてにアトピー性皮膚炎人がいます。

 

もちろん人それぞれ生活習慣が違いますが
次のような目標を決めて取り組みましょう。

 

乳幼児の場合 1回10分~15分の入浴を1~3回

 

小児の場合  1回20分~30分の入浴を2~3回

 

成人の場合  1回30分以上の入浴を2~3回

 

 

1日2~3回の入浴はできるだけ時間をあけたほうが効果的です。
一般的には朝、帰宅後、寝る前といった間隔で入浴されると
効能が維持されるので効果抜群ですよ。

 

もちろん1日1回の入浴じゃダメなんてことはありません。
入浴環境が良ければ1日1回の入浴でもアトピー改善につながります。


アトピー性皮膚炎の人にとって良い事づくしの入浴ですが、
使用している水の質「水質」によってかなり左右されます。

 

入浴環境として最も適しているのは「温泉」です。温泉に含まれる特有の
「含有化学成分」の影響があるからです。人が温泉に入ることによって
「物理作用」「温熱作用」そして「含有化学成分の作用」が加わることで
体が元にもどろうとする作用が働き、自律神経と内分泌機能が
正常化に向かっていきます。

 

もう1つ温泉の良いところは「水道水」のように塩素等の
化学物質が入っていないところにもあります。

 

入浴はアトピー改善にとってすごく大事な時間です。
それに使用する水はできるだけ対策する事をオススメします。


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